@micchiebear さんにお声がけいただき、Woman Who Go Tokyoというコミュニティの10周年イベントで登壇させていただきました!
とってもかわいいイベントページ!お祭り感があってイベント前からワクワクしました。
この記事では、イベントの様子と私の登壇内容のまとめを書きます。
イベントレポート
micchieさんのかわいすぎるスライドでオープニング。 Gopherくんがクラッカーを引く動作をしていました。 黄色いボードは、TinyGo Keebのワークショップではんだづけ予定の基盤です。
来ました!可愛いがすぎる #wwg_tokyo pic.twitter.com/6hkPDaW1vs
— turbofish (@turbofish_) May 30, 2026
その後のスライドもアニメーションがなめらかに動いていました。 AIの力で実現したそう。すごい。
動くスライドかわよ #wwg_tokyo pic.twitter.com/G1i7IvfA2t
— あおい(Aoi)6/8コミティア(も24b) (@_a0i) May 30, 2026
スポンサーセッションに続いて行われた各セッションの資料を、見つけられた分だけ置いておきます。
本日の登壇スライドです!!
— さき(H.Saki) (@saki_engineer) May 30, 2026
これからのごひーきに!https://t.co/oNuhg6KRFZ
#wwg_tokyo
本日は貴重な機会をいただきありがとうございました!こちら本日の登壇資料です!https://t.co/YUohNOSkW2 #wwg_tokyo
— あおい(Aoi)6/8コミティア(も24b) (@_a0i) May 30, 2026
今日はありがとうございました、発表資料です!https://t.co/3Pvt4gF9Ha
— Momo (@mom0tomo) May 30, 2026
#wwg_tokyo
あなたの好き!は 誰かを動かす | 2323 docswellhttps://t.co/WjyUFxG0Gp
— ふみふみ (@2323_code) May 30, 2026
今日の登壇資料です〜!!
たくさん実況していただけてとても嬉しかったです。記念すべきタイミングに同席させていただき、ありがとうございました!
#wwg_tokyo
私は自分のセッションの後、すいラボさんのワークショップに参加し、 自分のインターネットネームが入ったタグを自作しました! Gopherくんやこのイベント専用のパーツもあって、すいラボさんのご厚意に甘えまくってみんなで大盛り上がりしました。 ワークショップの後はずっと欲しかった念願の酒クズタグも購入し、点灯式をやってもらいました!
ついに! #wwg_tokyo pic.twitter.com/x25Xf7ZqY9
— turbofish (@turbofish_) May 30, 2026
その後は、半田付けをしてネームプレートを作りました。 液晶にはかわいいGopherくんの10周年記念ロゴがあり、ツマミを回すとロゴが回転します。 私はこの日キーキャップのデコレーションをする暇がなかったので、デコられた @saki_entineer さんのツイートを拝借。
ライトニングネームプレート†爆誕†
— さき(H.Saki) (@saki_engineer) May 30, 2026
(キーキャップはここに収まりました)
#wwg_tokyo pic.twitter.com/1vEISJxlkb
前回のTinyGo Keeb@TinyGo Confで作ったGopherくん形基盤よりも多機能で難しく、1時間半くらいかかった気がします。 私は超絶不器用なので、半田付け2回目なのにスタッフのみなさまに手取り足取り教えていただきました(感謝🙏)。
TinyGoコミュニティは最近Gopher Con Singaporeで登壇&ワークショップしたそうで、グローバルな話題でも盛り上がりました。
Ron Evansとおそろいの基板😊#wwg_tokyo#tinygo_keeb pic.twitter.com/GGh8hjqYQ2
— satoken@飲フラSRE (@ken5owata) May 30, 2026
懇親会でもいろんな方の近況を聞いたり、技術的な嗜好を話したりして、総じて盛りだくさんで一瞬で時間が過ぎてしまいました。 運営の皆様、ありがとうございました!
本日はご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!楽しかった!クロージング後の集合写真です✨(お先に帰られたりしてタイミング合わなかった方すみません🙇)#wwg_tokyo pic.twitter.com/buX1gSYGrg
— Momo (@mom0tomo) May 30, 2026
私のセッション、「Simple, Reliable, and Efficient Go」のサマリー
私は実はWoman Who Go Tokyoとは7年の付き合いになり、エンジニアとして初めての執筆と登壇のチャンスを頂いた、とても思い入れのあるコミュニティです。イベントがコミュニティの10周年という節目を祝うものだったため、私も今回の登壇では自分のエンジニアキャリアを振り返りつつ、Goを使った開発の良さについて個人的な意見をお話しました。 30分間の長い間聞いてくださった方々、本当にありがとうございました。
資料だけでは伝わりづらい話が多かったので資料は公開しませんが、お話した内容をまとめます。 自分が過去に携わった開発の経験を順に説明し、過去にイベントで登壇したりテックブログに書いたりした内容を引用します。
負荷試験用CLIツール
私がGoを書き始めた当初、会社の先輩に勉強のために何を作るのが良いと思うか壁打ちしてもらい、選んだのが負荷試験のためのCLIでした。 初期セットアップが容易で、標準ライブラリで大体のことができて、PCのリソースもそんなに食わずシュッと起動して、配布が簡単というのは、当時の自分にとって画期的だったことを今でもよく覚えています。なお私の登壇スライドは、あたたかみのある手作業で作成されております。

まだGoの良さも何もわかっていなかった当時の私にとって、このお題は下記の点で間違いなく最も勉強に適したものでした。
- CLIツールの作り方がわかる
- デバッグ用に負荷をかけられる側のサーバも作ることになるため、net/httpパッケージを使ってAPIサーバーを作る経験ができる
- リクエストのタイムアウトなどを考慮する際、contextパッケージの使い方を考えるきっかけになる
- HTTPリクエストの中身を見てエラーハンドリングするコードを書く経験ができる
- gorouineとチャンネルを湯水のように使える。リクエストを送信するための並行処理と集計するための同期機構を軽率に使ってハマりポイントを体験できる
- 最初は愚直に等間隔でgoroutine起動させ、そこからrate limitのアルゴリズムに想いを馳せてみたりできる
- 公開してシングルバイナリによる配布の容易さを実感できる
当時の勉強の仕方として先輩におすすめされたのが、自分でやりたいことを実装してみてから、お手本のサービスのコードを読み良いと思った点を取り入れるやり方でした。 具体的には、最初は「1秒間にXXリクエストを送る」という目標を定め、最小の構成で実装しました。 そのあとは機能要件を追加していき、何が欲しいかわからなくなったらお手本のアプリケーションからアイデアをパクったりしつつ自分の理想の機能を実装していきます。私の場合は、負荷試験をやるにあたり、負荷をどうやってかけて(リクエストごとにヘッダやボディの中身を変えるとか)、集計をどう行うのかを考えることで、徐々に機能を足していきました。ツールの使い方だけではなく、システムの負荷について考える時間を取ることにもなり、システムアーキテクチャやミドルウェアに想いを馳せるきっかけにもなりました。
当時、負荷ツールのお手本としてtsenart/vegetaを選びました。
この負荷試験用CLIツール自作は、単に勉強のためだけではなく、何度か携わるプロダクトが変わる中でも数回似たようなツールを自作して実際に使用していたので、実践的だという意味でもGo初学者の方におすすめしています。
マイクロサービスアーキテクチャ
私は過去にモノリスのアプリケーションのマイクロサービス化に携わっていた期間が比較的長かったので、マイクロサービスアーキテクチャのシステムでよくあるアーキテクチャ構成と使用技術についてお話しました。
API Gateway開発の技術的意思決定やアーキテクチャに関する具体的な話は、過去に書いたSoftware Design 2024年7月号 連載「レガシーシステム攻略のプロセス」第3回、 「API Gatewayとサービスメッシュによるリクエスト制御」での説明が、開発現場の事情をかなり詳しく書いたのでよければそちらを読んでみてください。
システムの複雑さが増すと、機能要件と非機能要件両方の基準をどう担保するのか、そのためにどういうアーキテクチャにするのが良いのかなど、考えることがどんどん増えていきます。 どの言語を使っても難しい開発は難しいのですが、Goで複雑なドメインのアプリケーションをチーム開発した時に感じた難しさをまとめたスライドは一定共感を得たようでした。
本当にこれすぎて首もげる #wwg_tokyo pic.twitter.com/4ZFJW6Kfku
— あらたま|EMお悩み相談室📚 (@ar_tama) May 30, 2026
ただ、この難しさを補ってあまりあるメリットもGoにはあります。どのようなシステムの開発でも同じですが、シンプルな文法で静的な型があり、後方互換性が維持されスタイルやシンタックスのアップデートツールも充実しているという点での開発者体験の良さも強調しました。
特にクラウド環境で動くマイクロサービスについては、簡単にデプロイできて起動が早くて、並行処理が得意なGoはとても重宝されているように感じており、公式が出しているCase Studiesの中からAmericanExpressのマイクロサービス開発事例も取り上げました。
高い同時実行性と低遅延性を重視する決済およびリワードプラットフォームチームが、社内でGo言語の採用をいち早く始めたという話です。 速度/パフォーマンス、ツール、テスト、開発の容易さという観点から、C++、Go、Java、Node.js 4つの言語を比較して最終的にGoを選択した、と書かれています。
アメリカン・エキスプレスの決済処理システムは、長年にわたる歴史の中で開発され、幾度ものアーキテクチャの進化を経てアップデートされてきました。あらゆるアップデートにおいて最も重要なのは、特に大量の取引量においても高速な決済処理を実現することであり、同時に、セキュリティおよび規制基準に準拠したシステム全体にわたる堅牢性も不可欠です。Goの導入により、アメリカン・エキスプレスは決済ネットワークとリワードネットワークの両方に必要なスピードと拡張性を手に入れました。
処理速度や並行処理のハンドリングだけでなく、起動が高速であることにより、ローリングアップデートやオートスケーリングの速さが、リクエストのラウンドトリップ短縮と障害時のダウンタイムの短さに繋がることから、事業的な視点でもGoを使う恩恵はあると個人的には考えています。
マーケティングメール配信基盤
マイクロサービスともまた少し毛色が違うサービスとして、データパイプラインに近い性質を持つマーケティングメール配信基盤システムのアーキテクチャも最後に紹介しました。

これは元々はワークフローエンジンを使っていたシステムを、Go製アプリケーションで置き換えた実際の事例になります。 昨年のGoogle Cloud Next Tokyoで、詳細なアーキテクチャと技術選定の背景を説明しました。ここではGoogle Cloudの各種サービスの特徴も踏まえて解説していますので、よかったらご覧ください。
基盤システムは、多くの周辺システムやサービスが依存する土台であり、障害などの影響がシステム全体へ波及するという性質があります。そのため、複数のシステムから受けたリクエストを、安定的かつ効率的に処理する必要があります。
このような要件では特にGoが輝くと個人的に感じており、実際に上記の事例ではメール配信までの処理時間が最大(最も混雑している時間で計算)4割改善しました。加えて、ランタイムが安定していることから処理の中断などによる障害も少なく、運用もかなり楽になりました。
同様の要件があるクラウドやDevOps系のツール・サービスではGoは一世を風靡した感があり、これについてはGoogle I/Oでも強調されていました。

まとめ
以上、Go開発チームはProductivity + Production Readinessをテーマに掲げており、個人の経験としてもそれを実感したよ、という事例集でした。


その他リンク集
今回のセッションでは、自分が携わったシステム以外にも、Goの開発チームの意向と言語の思想についてもお話しました。 特に、最近行われたGoogle I/OでのGoチームのセッションはアップデートされたメッセージを聞けて良かったです。
GoのユースケースとしてWhy Go?というページを紹介しました。
今回の登壇ではこの中から、主にCase StudiesとUse Casesの記事をまとめました。 Goが何に使われているのか、なぜGoなのかについて、公式が出しているというのが興味深かったです。

Case Studiesでは企業ごとの活用事例、Use Casesのページでは下記のようにジャンルごとの採用事例を見ることができます。
- Cloud & Network Services
- Command-lin interfaces (CLIs)
- Web Development
- Development Operations & Site Reliability Engineering
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改めて、Woman Who Go Tokyoの10周年、お祝い申し上げます! ここから次の10年も盛り上げていきましょう🎉

参考リンク
WWGT界隈の人たちの著書など
なんと!「つくって、壊して、直して学ぶGit&GitHub入門」が現在コンピュータ・IT書籍(Kindle)の中で29位だ!うれしい!https://t.co/i7JsAIVtPQ pic.twitter.com/hfjQVcJERW
— あおい(Aoi)6/8コミティア(も24b) (@_a0i) May 13, 2026
「つくって、壊して、直して学ぶKubernetes入門」は会社でもおすすめしてる名著https://t.co/MeTHPRRFV7 #wwg_tokyo
— Momo (@mom0tomo) May 30, 2026
【PDF】 わたしのペースで歩む エンジニアの道 | あおいのショップ https://t.co/tMZ6sEiijG #booth_pm 実は商品登録していなかったことにきづいたので公開しました
— あおい(Aoi)6/8コミティア(も24b) (@_a0i) May 6, 2026
他の参加者の方のイベントレポート
昨日は本当にありがとうございました!感謝しかないです。
— micchie 🍣 🔥 (@micchiebear) May 31, 2026
Women Who Go Tokyo 10周年!! 「祝って、つなぐ」一日|micchie https://t.co/DoHvFEAWi8 #zenn #wwg_tokyo
参加記をしたためた!
— あらたま|EMお悩み相談室📚 (@ar_tama) May 30, 2026
Women Who Go 10周年おめでとう!!#wwg_tokyo|ar_tama @ar_tama https://t.co/kIv9OkpLgj
@JLCPCB_Japan さまにスポンサーしていただき、ここまで来ました。本当にありがとうございました!
— micchie 🍣 🔥 (@micchiebear) May 31, 2026
はじめての KiCad で Women Who Go Tokyo 10周年の名刺基板が生まれた|micchie https://t.co/EP15beI7vb #zenn #wwg_tokyo













